今日5日の日経新聞電子版「スグ効くニュース解説」は、
『第二のふるさと、どこにしますか?』というタイトルの記事で、
次のような編集委員の解説がありました。
『出身地以外に何となくつながりを感じる土地がある人は多いと思います。
幼い頃に遊びに行った祖父母の住む街、ふるさと納税でもらったカニが絶品の漁師町、
大学のゼミのフィールドワークで訪れた山村などです。
こうした親近感をもう一歩進めて、
その街のためにひと汗かいてもらえるファンを増やそうという動きが
各地の自治体に広まっているのです。』
「あなたにとって、第二のふるさとは?」と尋ねられたら、
大津市には、小学1年生の春から中学2年生の秋まで、約7年間住みました。
今でもその頃の出来事を、さまざまに思い出すことができます。
唐川の社宅の空き地で友だちと三角野球をしたこと、瀬田川で小鮒釣りをしたこと、
夏休みには毎日のように小学校の開放プールに泳ぎに行ったこと、
小学1年生の時に好きだった女の子と公園のブランコで遊んだこと、
京阪電車に乗って京都の丸物デパートに家族で遊びに行ったこと、
小学5年生の時に膀胱炎になって3週間ほど入院したこと、
小学4年と中学2年の時に、決勝戦に進出した松山商業の応援に甲子園球場まで行ったこと、
若大将と怪獣の二本立ての映画に行ったこと、
夏休みや冬休みには関西汽船に乗って愛媛に帰省したこと、
びわ湖毎日マラソンで苦しそうに走る君原選手を応援したこと、
東京オリンピックの聖火リレーを、愛媛から来ていた曽祖母と国道で見たこと‥‥。
数え上げればキリがありません‥‥。
私にたくさんの思い出を与えてくれた「第二のふるさと、大津市」に恩返しをしたいけれど、
今日のところは、「とても優しくて住みやすい街だった」というPRでご勘弁願います。