しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

分からないことだらけです。

昨日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、マタイによる福音書(新約聖書)の、

『剣をとる者はみな、剣で滅びる。』という言葉で、

いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。


『暴力で事を解決しようとする者は、いずれ暴力でなぎ倒される。暴力は何も生まない。

 同じように、金で身を立てる者は金で身を滅ぼす。まるでブーメランのように。

 が、そうした宿痾(しゅくあ)から言葉の力で脱出しようとする人もまた、

 同じ言葉の力で崩壊することがある。人生の苦難は、言葉を得ることで解消されるわけではない。

 人は同じ苦難にこんどは言葉の世界でぶち当たる。』


う~む‥‥。(沈黙)

私は、言葉の力を信じて、自分の励みになる言葉を探しているのですが、

「人生の苦難は、言葉を得ることで解消されるわけではない。」と言われると、愕然とします。

また、鷲田さんは、「人は同じ苦難にこんどは言葉の世界でぶち当たる。」と述べられていますが、

これはどのように理解したらいいのでしょう‥??


そういえば、今日の朝日新聞一面コラム「天声人語」では、「こどもの日」にちなんで、

「全国こども電話相談室」に寄せられた質問が、いくつか紹介されていました。

「あしたは、なぜあるの」「反省の色って何色?」「宇宙人は何を食べるの」

「男の子はどうしてスカートはいちゃいけないの」「天皇陛下は就職しているんですか。それとも無職?」


はぃ‥、私にとっても、まだまだこの世の中は、分からないことだらけなんです‥‥。