韓国映画『ペパーミント・キャンディー』を、アマゾン「Prime Video」でレンタル鑑賞しました。
今月16日の愛媛新聞「あのころ、映画があった~必見の外国映画名作選」で紹介されていた映画です。
その記事では、この映画について、次のような解説が書かれていました。
『‥‥現在と過去を交錯させながらドラマを進めていく手法はよくあるが、
このように過去へ一直線にへさかのぼっていくのは珍しい。
この映画はそうした実験的な方法で、男がどのようにして、家庭や財産、初恋、
純粋さを失ってきたかを、リアルに描き出した。
韓国社会を揺るがした大きな出来事があったことを明らかにした。
喪失と悔恨の物語でありながら、
歴史に翻弄される人間の普遍的な悲劇にまで高めた優れた作品だと思う。
~ (中略) ~
題名のペパーミント・キャンディは初恋の人との思い出につながるお菓子。
こうした小道具も効果的に使われている。‥‥』
この解説のとおり、とても味わいのある映画でした。
なお、解説の中には、
「人生を振り返ると、あれが転機だったという出会いや出来事が、必ずあるものだ。」
という記述もありました。
40歳の主人公は、20年前の過去に遡りますが、
63歳の私は、20歳の頃といえばその倍の40年以上‥‥。
主人公のような劇的な出会いや出来事はなかったかもしれないけれど、
人生を振り返れば、「あの時が人生の転機だったのかも?」という瞬間を思い出すことがあります。
もちろん、その中には、初恋の彼女との、甘くて切ない想い出も含まれています‥‥。
あの頃は、この私も「純粋な心」を持ち合わせていたのかしら‥‥?