昨日10日の愛媛新聞一面コラム「地軸」は、次のような内容で、
本好きの私には、とても親近感を覚えたコラムでした。
『急いでない限り、書店では文庫本の棚を一通り見て回る。
表紙に引かれたり、題名に引っかかったりして思わぬ「出合い」がある。
先日買った文庫本の奥付は第60刷。岩波文庫に入っているからには古典と言え、
目にしていたはずだが興味が変わったようだ。復刊本を発見することもある。
ネット書店にはない、リアル書店ならではの本との出合い。
ブームだった1冊1円の「円本」の全集の予約販売に対抗して1冊ごとに古典を売り、
文庫本の草分けとなった。
価格は20銭からページ数に応じて40銭、60銭と累進。
創業者岩波茂雄の評伝(十重田裕一著)によると当時は食パン一斤17銭、銀行の初任給70円。
廉価で読者に受け入れられ、岩波は「本屋になってよかった」と感激している。
「岩波の文庫に対する最も重要な見識は、古典の尊重にある」。
初めて買った高校生のとき、少し大人になった気持ちがしたことを思い出した。
この10年間で、20~30代前半の世代の睡眠時間が約1割増えたという調査結果があった。
自宅で過ごす生活様式になり、スマートフォンを見ながら寝てしまう
「寝落ち」が影響しているという。
分かる。ただ中年のわが身は本で寝落ち。こうして手持ちの本、「積ん読」も増えていく。』
はぃ‥‥。「急いでない限り、書店では文庫本の棚を一通り見て回る。」とか、
「ただ中年のわが身は本で寝落ち。こうして手持ちの本、「積ん読」も増えていく。」とか、
コラムニスト氏の行動とその心理は、私にもよく理解できます。
「寝落ち」といえば、最近、私は寝る前に、布団に横になった状態で、
スマホアプリの詰将棋に挑戦しています。(未だ初心者レベルの三手詰めです。)
ところが、問題を解いている最中に、強烈な睡魔に襲われ、
スマホを顔面に落としてしまうことがあります‥‥。(痛)
同じ落とすにしても、スマホよりも本の方が、顔面に与える打撃が少ないように思います。(苦笑)