愛媛新聞で随時掲載されている「14歳の君へ~わたしたちの授業」。
今日の教科は「道徳」で、先生は作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんでした。
この授業では、瀬戸内さんらしい、次のような心温まるお言葉がありました。
『将来、何をしたらいいか分からない人もいる。
自分の中に「どうしてもこれをしたい」ということがあるはずです。それを早く見つけること。
数学はきらいだけど、絵を描くのは好きとか。好きなことが才能なんです。』
『いやなことは永遠に続かない。急に変わることだってある。すべてのことは移り変わります。
失敗しても、やり直せばいい。私はやりたいことをやってきました。
何かをやって失敗した後悔より何もしなかった後悔の方が情けない。
でも、失敗しても他人のせいにしない。全部自分が責任を持って、やり直すこと。』
『一生懸命生きていると、どうも世の中がおかしいと思うことに気付きます。
それを直そうと思うのが革命です。
変だなと思ったら、変でないようにするため戦うんです。』
『今は新型コロナウイルスで世の中が大変ですが、負けてたまるか、と元気にやるしかない。
本を読むと、周りの人の気持ちが想像できるようになります。
相手の気持ちを思いやるのが愛。小説を読んで自分の感情を育てるのは大切です。』
『やってみなくちゃ分からない。やってみてだめならやめればいい。
何度でも変われるのが中学生。若さを大事にしてください。
失敗してもやり直しがきくのが若さですよ。』
14歳の中学生の皆さんよりも、およそ半世紀近く長く生きている私にとっても、
心に響く、瀬戸内さんのお言葉の数々でした。
今は9歳の孫娘が14歳になったら、これらの言葉を忘れずに伝えたいと思います。