一昨日のこの日記で触れた、詩人・長田弘さんの「最初の質問」という詩に、深く感銘を受けたので、
アマゾンで「長田弘詩集」(ハルキ文庫)の中古品を注文していたところ、今日、その商品が手元に届きました。
ワクワクしながら、新品同様の本を開けてみると、まず最初にこの詩がこの目に飛び込んできました。
‥‥なるほど、本の冒頭のこの詩から始まることから、「最初の質問」という題になったのでしょうか?
「あなたは言葉を信じていますか。」という質問を念頭に置きつつ、
これからこの詩集を読み進めていきたいと思います。
中原中也、寺山修司、谷川俊太郎、吉野弘、茨木のり子、石垣りん‥‥そして長田弘。
私が折にふれて読む詩集の一つに、新たにこの詩集が加わることによって、
これからの余生での心の豊かさを得られたような、そんな気がしています。
茨木のり子さんは、「詩のこころを読む」(岩波ジュニア文庫)の「はじめに」で、
「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。
いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情を誘い出してもくれます。
どこの国でも詩は、そのことばの花々です。」と述べられています。
「言葉を信じている人」こそが、書ける文章だと納得しました。
余談ですが、私は、谷川俊太郎さんの「あなたはそこに」という詩が大好きなのです‥‥。