今日の日経新聞一面コラム「春秋」に、次のようなことが書かれていました。
『‥‥さて、国会周辺にも解散風が、渦を巻きはじめたようである。
時に生暖かく、そして、ちょっと生ぐさく吹きつけては、衆院の先生方を浮足だたせている。
週明け14日は自民党の新総裁選出、16日には国会で首相指名選挙、
さらには新内閣の発足の段取りと聞く。
しかし、同党幹部や閣僚から、その先を読む発言が相次ぐ。
「10月最後の日曜が大安」なんて、投開票日を予測する解説も流布されだした。
六甲おろしやヤマセのような局地風と思っている間に、
全土を覆っていくのが解散風の特徴であろう。‥‥』
う~む‥‥、すわ解散か、と思いきや、
同日の「溜池通信・不規則発言」で、「かんべえ」さんは、
次のようなことを述べられていました。
『‥‥さて、政局なんですが、
10月17日(土)=先負に中曽根康弘元首相の政府・自民党合同葬が行われるそうです 。
ということは、9月末解散→10月25日(日)=大安の総選挙日程は可能性が薄くなりましたね。
こんなことを決断できるのは、最高レベルであることは間違いありません。
その先になると、11月3日のアメリカ大統領選挙という巨大な不透明性が差し掛かりますので、
年内解散の確率はかなり減ったのではないでしょうか。』
はぃ、国民の一人としては、次期総理には、
解散総選挙よりも、コロナウイルスの感染防止対策や疲弊した経済の再生など、
直面する最優先課題に全力で取り組んでいただきたいと思っています。
ただ、中曽根元総理の名前を聞くと、
昭和61年6月の「寝たふり解散」と、それに続く7月の「衆参同日選挙」のことを思い出します。
「国難と呼ばれている状況下で、まさか解散なんて!」と思うのが国民の常識なのでしょうが、
その「まさか」が「現実」になってしまうのが、「政治の世界」なのでしょうね、きっと‥‥。