食器洗い乾燥機が壊れて一週間になります。
この文明の利器にどれほど助けられていたのか、骨の髄まで(?)理解しました。
食後の食器の手洗いは時間がかかり、洗った食器はなかなか乾きません。
そろそろストレスも限界に達しつつあります‥‥。
多少費用が掛かっても、早く買い替えなければなりません。
我が家を新築してから15年‥‥。
私の身体と付き合うように、我が家も、至る所に不具合が生じています。(トホホ)
さて、日経新聞で連載が続いている「パクスなき世界」。
その5回目は、「組織頼みから個の時代へ 自分の価値を自問する」というテーマで、
次のようなことが書かれていました。
『‥‥製造業中心の発展で生まれた分厚い中間層。
享受してきた豊かさはデジタル化の進展に伴い、急激に細った。
コロナ禍で増幅した不満やいらだちが反移民などの排外主義に向く。
世界の混乱は価値観の断絶を映す。
企業に所属するだけで豊かさの恩恵を被ることができる時代は終わった。
断絶をあおるのでなく、変化が不可逆的だと理解し、
時代に合った価値観へのシフトを促すのは政治の役割だ。
突然のウイルスは特定の組織や価値観との結びつきに依存する社会のもろさを露呈させた。
一方で自身の強度を高め、身近な人たちとの新たなつながりを求めるなど
個のポートフォリオの組み替えも始まる。
ペストの流行が個性を花咲かせたルネサンスにつながったように、
不透明な時代を主体的に生きる強靱(きょうじん)さをどう身につけるか。
自分が生き抜くよりどころを増やすためにも、新たな挑戦を始めるしかない。』
う~む‥‥。
「自分が生き抜くよりどころを増やすためにも、新たな挑戦を始めるしかない。」ですか‥‥。
確かに、そのとおりなのでしょうね‥‥。
「この危機の時代に、あなたは何を頼みにして生きていきますか‥‥?」
記事の冒頭の「問い掛け」が、今年65歳になる私にも、ズシリと重くのしかかります。
「時代に合った価値観へのシフト」が容易でないことは、本人自身が一番よく理解しているのです。