今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、私好みのコラムでした。
その全文を、次のとおり引用させていただきます。
『自民党の新総裁に決まった菅義偉さんは、1948年生まれで「団塊の世代」に属する。
秋田県の高校を出て、東京の段ボール工場に入るが2カ月でやめたという。
その後、種々のアルバイトで学費をため、大学へ進学した逸話は総裁選中、よく知られるようになった。
47~49年生まれをさす「団塊の世代」は現在600万人超。
同い年の仲間も多い半面、就職や進学での競争は、かなり厳しかったに違いない。
そんな彼らの楽しくも切ない青春の日々、どんな流行歌が耳に届いていたのか。
67~68年のヒットを調べてみた。
「ブルー・シャトウ」「小指の想い出」「星影のワルツ」などだ。
昭和歌謡の名曲が、きら星のごとく並ぶ。
首相を目前に諸課題は山積しているが、
同じメロディーを口ずさんだであろう緩やかな連帯感をテコに、
菅さんには、ぜひ「2025年問題」の解決にも取り組んでほしい。
「団塊の世代」が全員75歳以上に達して、
社会保障費の増大や医療、介護の担い手不足が心配されている。
「高齢者の給付と負担の見直しが手つかずだった」。
安倍政権の政策を本紙で識者が、こう総括していた。
痛みを伴う改革を同じ世代を含めた国民に納得してもらうため、どんな手立てが必要か。
たたき上げと自称する経歴からの知恵や政策に期待しよう。
♬仕方がないんだ君のため。「星影のワルツ」の説得力がほしい。』
「ブルー・シャトウ」「小指の想い出」「星影のワルツ」ですか‥‥。
あぁ、懐かしい‥‥。昭和歌謡は名曲が多かったですよね。
私は「団塊の世代」の次の世代だけれど、コラムで紹介された名曲は全部口ずさむことができます。
これからの超高齢化時代は、コラムニスト氏が指摘されているように、
「緩やかな連帯感」をテコにして、「2025年問題」を解決していかなければならないのだと思います
その際、「痛みを伴う改革」の精神的ツールの一つが「昭和歌謡の名曲」だったとしても、
私には何の違和感もありません‥‥。