「蜜柑(みかん)を好む故に 小春を好むかな」(正岡子規)
「日めくり子規・漱石~俳句でめぐる365日」(神野紗希著:愛媛新聞社)に掲載された、
今日、11月17日の俳句はこの句で、神野さんの次のような解説がありました。
『蜜柑が好きだから、小春が好き。暖かくて春みたいな冬のはじめを「小春」と呼ぶ。
ちょうど、蜜柑の収穫が始まる頃だ。
好きという個人的な感情を「故に」と理論的な言葉でまじめに述べた俳句も魅力。‥‥』
解説にもあるように、このところ、暖かくて春のような小春日和が続いています。
そして、この時期、蜜柑がとても美味しい季節となりました。
報道によると、ゼリーのような食感の果肉が特徴で、
年末年始の贈答用にも人気がある、高級かんきつ「紅まどんな」の選果作業が、
今日から松山市で始まったそうです。
全国の皆さま、子規と同じように、愛媛産蜜柑(みかん)の「至福の味」を、ぜひご堪能下さいませ‥‥。
追記
夏は甘夏、冬は温州と、一年を通じて毎日のように蜜柑を食べる92歳の父は、
私の知る限り、ここ数十年間、一度も風邪を引いたことがありません。