「世の中を 恨みつくして 土の霜」(子規)
『日めくり子規・漱石~俳句でめぐる365日』(神野紗希著:愛媛新聞社)によると、
今日は、愛媛県宇和島市出身の漢詩人・中野逍遥の忌日とのこと。
子規、漱石と同い年で大学予備門同期の逍遥ですが、27歳で急逝されたそうです。
道情(七首の内一)
擲我百年命 我ガ百年ノ命ヲ擲
換君一片情 君ガ一片ノ情ニ換ヘン
仙階人不見 仙階人見エズ
唯聴玉琴声 唯玉琴ノ声ヲ聴クノミ
私の百年の一生を擲っても、君とひとかけらの愛を交わしたい‥‥。
宇和島市のHPには、「逍遙の漢詩に影響を与えたものとして唐の杜甫・宋の邵康節・唐の韓握の艶詩、
さらにドイツの古典主義詩人シラーや哲学者ショーペンハウア等が指摘されている。」との解説がありました。
(シラーの名言に、私のお気に入りの「大いなる精神は静かに忍耐する」があります。)
さて、ピロリ菌除去薬の服用を終えて、ちょうど4週間が経過したことから、
今日は、松山市郊外の総合病院に、尿素呼気試験を受けに行ってきました。
どんな試験かというと、まず、小さな袋みたいなものに呼気を採取します。
次に、お薬1錠を水100mlとともに飲み込んだ後に、5分間、左側を下にしてベットに横になります。
5分経過後、今度は座ったままの姿勢で15分間待ちます。
そして、15分経過後に再び呼気を採取して試験が終了します。
この試験が始まったのは、予約していた午前10時30分。
実は、この8時間前の午前2時30分から、いっさい食べたり飲んだりすることができませんでした。
胃内視鏡の場合は、検査をうける1時間前までなら、少量の水・白湯は飲んでもよかったのに‥‥。
ですから、試験の際に飲んだ、水100mlがとても美味しかったです。
日常、なにげなく飲む水の美味しさとその有難さがよく分かった、貴重な体験となりました。
追記
ピロリ菌は、一度で除菌できない場合もあるみたいです。
その場合は、二次除菌になるのかしら? 貴重な体験は、一度で十分なのだけど‥。
恋と同じように‥‥。