しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

政策の検証・評価の大切さ

今月11日に、国立国会図書館が、

「目で見るアベノミクスの成果と課題」というレポートを公表しています。

レポートの要点は、次の三つにまとめられていました。


アベノミクス期の景気回復は、71 か月間の長期に及び、円安・株高の下で雇用の改善が進展した。

 金融・財政政策の成功がマクロ経済の好転をもたらしたと評価する声がある一方で、

 賃金が伸び悩むなど、実感に乏しい回復との指摘もあった。


日本銀行による異次元金融緩和は、2%の物価目標を実現することができなかった。

 2度にわたり消費税率引上げに取り組んだものの、財政健全化目標は先送りされた。

 毎年策定された成長戦略は、通商・観光等の分野で進展が見られたものの、

 生産性の低迷から潜在成長率は高まっていない。


③「一億総活躍」社会を目指す新・三本の矢の政策目標については、高い目標値が設定されている。

 今後、ポストコロナを見据えた取組の加速が求められる。


はぃ‥、個人的には、もうすっかり「アベノミクス」は過去の出来事になりつつあります。

そういえば、「2年以内に2%」の物価上昇という「インフレターゲット」は、

どこに消えてしまったのでしょうね‥。

そして、数々の未達成政策の結果責任は、結局は誰が負うのでしょうか‥‥?


私のように物忘れが著しい人間もいますので、

こうして政策を検証・評価することは、後世のためにも、とても大切なことだと思います。


追記

明日のこの日記は、諸般の事情により、お休みにします。