今日の日経新聞「NIKKEIプラス1」、「何でもランキング」が勉強になりました。
「日常生活でよく使うのに、語源がわからないカタカナ語は多い。
カタカナ語の語源を5つの外国語から選ぶクイズを1000人に出題。
正答率が低かったものから順にランキングした。」というのが今日の記事でした。
5つの外国語とは、①ドイツ語②ロシア語⓷フランス語④オランダ語⑤ポルトガル語で、
ちにみに、第一位は「インテリ」、第二位は「ジグザグ」、第三位は「エキス」‥‥と続きます。
たぶん、私が回答したら、一問も正解できなかったと思うのですが、
それよりも驚いたのは、ロシア語が語源のカタカナ語が多かったという事実です。
具体的には、「インテリ」、「カンパ」、「ノルマ」、「コンビナート」といったカタカナ語です。
そして、例えば「ノルマ」の解説には、次のようなことが書かれていて、さらに驚いた次第です。
『「標準的な仕事量」を意味するロシア語。
このロシア語が日本に入ってきた背景には暗い戦争の歴史がある。
第2次大戦後、当時のソ連によりシベリアに抑留されていた旧日本軍の捕虜の人たちが
帰国後に日本国内に広めた言葉とされる。一定の時間内に遂行すべき労働の作業量が語源だ。
戦後、日本企業に浸透したこのロシア語は、
サラリーマンに割り当てられる達成すべき仕事の目標数値となった。
「厳しいノルマ」として過労の原因ともなり、今ではノルマ廃止の動きもある。
言葉の響きからか、ドイツ語の誤答が29%と最も多かった。20代は男女とも正答が2割を切った。』
う~む、なるほど‥‥。
「人に歴史あり」という言葉がありますが、外国語由来の「カタカナ語」にも長い歴史があったのですね‥。