しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

納得の一言です

昨日26日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、作家・坂口安吾

「ほんとうのことというものは、ほんとうすぎるから、私はきらいだ。」という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『人は死んでしまえばそれまでだとか、恋愛は一時の幻影で必ず醒(さ)めるとか、

 そんな「あたりまえすぎる」ことを言って何になるのかと、作家は言う。

 死も恋愛も、各人がそれぞれにあがき、振り回されつつ向きあうほかないもので、そこに正解はない。

 「ほんとう」らしき物言いは、人生の厳しい「格闘」に怯(おび)え、

 無難にやりすごすための口実でしかない。評論「恋愛論」から。』


う~む、なるほど‥‥。

「死も恋愛も、各人がそれぞれにあがき、振り回されつつ向きあうほかないもので、そこに正解はない。」

ですか‥。思わず納得の一言です。

でも、その「そんな「あたりまえすぎる」こと」に、どうしても頼ってしまう自分がいます。

ということは、私も、人生の厳しい「格闘」に怯えているのことなのかしら‥?