時折、陽が射す時間帯があったものの、雨が降り続いた一日となりました。
今回の雨で、「冬場の渇水」の心配はなくなったように思います‥。
さて、昨日の続きです。
「文藝春秋12月号」の誌面には、第70回菊池寛賞の受賞一覧と識者のコメントが掲載されていました。
NHK「映像の世紀バタフライエフェクト」が選考されていました。
その授賞理由は、「世界各国から収集した貴重なアーカイブ映像で現代史をたどる人気シリーズに、
一人のささやかな営みが連鎖し世界を動かしたという新たな視点を導入、
歴史の汲めども尽きぬ魅力を伝えている」というものでした。
そして、ジャーナリストの国谷裕子さんが、次のようなコメントを寄せられていました。
『権力の圧倒的な力や大きな変化のうねりに翻弄され、個人が無力感を感じさせられてしまう時代。
そんな時、この番組は、ぶれない強い志こそが未来を拓くことを伝えて胸を打つ。
憎しみの連鎖、悲しい連鎖もあるが、最も心に刻まれるのは痛みを共有する人々が結びつくことで
社会が変わっていく物語だ。‥‥
‥‥歴史を紡ぐ人びとの言葉の力、音楽の力は勇気の連鎖を起こしていくのだ。‥‥』
はぃ、国谷さんのおっしゃるとおり、この番組は本当に秀逸で良質な番組です。
また、授賞理由の「歴史の汲めども尽きぬ魅力を伝えている」というのも、ピッタリな表現ですよね。
学校の教育現場にもぜひ採り入れてほしいものです。
きっと児童・生徒の何人かは、歴史、特に現代史に興味を抱いてくれるのではないか思います‥‥。