しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

どんな道も「大小厚薄濃淡の差」

今日で10月も終わりです。カレンダーも残りあと2枚となりました。

そして月末の今日は、氏神神社の清掃活動に従事しました。

北寄りの冷たい風が強く、せっかく集めた落ち葉も、風で吹き飛ばされてしまいました‥。


さて、昨日の続きです‥。

10月21日(月)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、勝海舟

智慧(ちえ)の研究は、棺の蓋(ふた)をするときに終(おわ)るのだ。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『「道」について「必ずこれのみと断定する」のを自分は好まぬと、徳川の旧幕臣は言う。

 どんな道も「大小厚薄濃淡の差」がある。

 それらをあれこれ吟味し、上には上があると考えるのは愉快なこと。

 大仕事は、焦っても、その実現を期して地道に努力するだけでも成就しないし、

 それをなしうる逸材も、誰かが「製造」しようとしてできるものではないと。「氷川清和」から。』


今日、自民党と国民民主党との幹事長会談が行われました。

自公政権は経済対策を巡り、衆議院選挙で「手取りを増やす」をスローガンに掲げた

国民民主の政策を取り入れそうです。

ただ、「年収の壁」の引き上げや「トリガー条項」の凍結解除などは、いずれも税収減を伴います。

はて、その代わりの財源はどうするのでしょう?

どんな道も「大小厚薄濃淡の差」がある‥。

「当面の政局」や「次の選挙」だけを考えるのではなく、「次の世代」のことも考えて、

「必ずこれのみ」と断定せずに、「上には上」の政策を実現するための協議をお願いします‥‥。