今日19日の朝日新聞デジタル版「波聞風問」は、
『自民党総裁選 現実知りたい国民、見せぬ政治』というタイトルで、
原真人・編集委員が次のようなことを書かれていました。
『盛り上がりに欠ける自民党総裁選である。
「安倍1強だから」などという理由で納得するわけにはいくまい。
それは財政の不都合な真実も現実的な未来図もまったく語られていないからではないか。
~ (中略) ~
朝日新聞の世論調査で総裁選で一番議論してほしいことを聞くと、
社会保障(26%)、景気や雇用(23%)、財政再建や税制(15%)の順に多かった。
国民は財政や社会保障の未来に不安を抱き、政治が向き合うことを求めている。
ところが総裁選を通じて、そうしたテーマはあいまいにしか語られない。
だからなのか。2人が総裁にふさわしいという人はそれぞれ3~4割いるものの、
首相を支持する理由に「政策が評価できる」を挙げた人は全回答者の7%、
石破氏にいたっては1%にすぎない。
不都合な真実もふまえた本音の論戦を求める国民が、
それを見せようとしない政治に発した、明らかな抗議の数字ではないか。』
う~む、なるほど‥‥。
言われてみると確かに、経済再生、地方創生、社会保障改革、憲法改正の論戦はあるものの、
財政健全化の議論はなされていないように思います。
どんな政策を実行していくにも、財政健全化との両立は避けられないはずなのですが‥‥。
明日は自民党総裁選の投開票日とか‥‥。
私は党員ではないけれど、自民党総裁選は、事実上、この国のリーダーを選ぶ選挙なので、
その結果と今後実行される政策の行方を、国民の一人として、注視していきたいと思います。