詩人の谷川俊太郎さんが、92歳でお亡くなりになったそうです。
今朝のテレビのニュースで知りました。
この日記に何度も何度も書きましたが、私の大好きな谷川さんの詩は、「あなたはそこに」です。
これは「男と女の友情」についての詩なのですが、私の場合はこの詩を読むたび、
早世した高校時代の親友のことを思い出します‥。
『‥‥ほんとうに出会った者に別れはこない あなたはまだそこにいる
目をみはり私をみつめ 繰り返し私に語りかける
あなたとの思い出が私を生かす 早すぎたあなたの死すら私を生かす
初めてあなたを見た日からこんなに時が過ぎた今も』
そして、ご逝去の報に接し、谷川さんの「まなび」という詩も、
短いけれど改めて「良い詩だなぁ‥」と思っています。
『本を たくさん 頭の中に あるばむを 一冊 胸の中に
そして 出来るなら 天国を 心に深く わたしはもちたい
くるかもしれぬ 独りの時のために』
たくさんの心に沁みる詩をありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りします‥‥。