しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

平成29年の大みそかに思うこと

愛媛新聞で連載が続いていた『日めくり子規・漱石~生誕150年』が、

今日31日でその連載が終了しました。毎日、どんな俳句が登載されるのか楽しみで、

読んだ後の俳句とその解説を、専用のスクラップ帳にスクラップするのが、

この一年の私の日課となりました。(スクラップ帳は、一年間で計6冊となりました。)


昨日30日は、正岡子規の「漱石が来て 虚子が来て 大三十日(おおみそか)」という俳句で、

松山出身の俳人、神野紗希さんの次のような解説がありました。

『明治28年の大みそか、東京・根岸の子規庵では、青磁に梅を活け、漱石を待っていた。

 〈梅活けし 青磁の瓶や 大三十日〉〈梅活けて 君待つ庵の 大三十日〉。果たして漱石は来た。

 数カ月前には、松山の愚陀仏庵で共同生活をし、濃密な時を過ごしたばかり。

 後から高浜虚子も来る。にぎやかな大みそかとなった喜びを、子規らしく素直に詠んだ。

 大陸へ従軍した子規にも、松山へ赴任した子規にも、激動の一年だった。積もる話は尽きない。』


そして、平成29年の大みそか。今日の私は、日中は我が家の奥様の随行で、

正月三が日のお節料理の買い出しに、デパートやスーパーを巡り、

帰宅後は、ようやく正月飾りを終えて、父を入れて三人で年越しそばを食べたところです。

明日の元旦は、今年5月に結婚した関西在住の甥っ子夫婦をはじめとする弟の家族一同と

我が娘と孫娘が我が家にやって来る予定で、賑やかなお正月になりそうです。

子規の俳句を借用するとしたら、〈弟が来て 孫娘が来て お正月〉といったところでしょうか‥?


さて、今年は転職を経験したり、甥っ子の結婚式や叔父の葬儀に出席したり、

阪神タイガースのCSの応援に甲子園に行ったりして、いろいろな意味で変化の大きい年でした。

心身の起伏も大きいものがありましたが、この日記を毎日書くことによって、

少しは冷静に、そして少しは客観的に、自らを省みることができたのではと思っています。


さぁ、今年最後の日記もこの辺で終わりにします。それでは、皆さん、よいお年をお迎えください。