しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

全国大学ラグビー選手権大会決勝

昨日の全国高校ラグビー大会決勝、「帝京」対「明治」の試合は、所用が重なり、

とぎれとぎれにしか観戦することができなかったので、今日、再放送を視聴しました。


結果は、戦前の予想通り、帝京がスクラムで優位に立って、「24」対「14」で明治に快勝しました。

出だしの鋭いディフェンスも素晴らしかったと思います。

無敵を誇った、かつての帝京が戻ってきたかのようでした。明治の健闘も称えたいと思います。

来季、早稲田はよほど頑張らないと、この「2強」を倒すのは難しいのではないでしょうか‥‥。


さて、今日は、氏神さんの伝統行事「どんと焼き」が、神社の敷地内で行われました。

神事の後には、紅白のお餅が参加者に配られ、ぜんざいも振舞われました。とても美味しかったです。

今年も、このご利益にあずかって、家族皆が、健やかな毎日を過ごしたいと思います‥‥。

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全国高校ラグビー大会決勝

昨日に引き続き、今日も良く晴れて穏やかな一日となりました。


さて、全国高校ラグビー大会決勝の「東海大大阪仰星」対「国学院栃木」の試合は、

「36」対「5」で東海大大阪仰星が快勝しました。

本当に強かった東海大大阪仰星のラグビーは、「縦横無尽」という四字熟語がよくお似合いです。


試合終了間際のスクラムでは、画面越しに、

東海大大阪仰星・湯浅監督の、「基本の徹底!!」という言葉が聞こえてきました。

東海大大阪仰星の強さの理由が、この一言で理解できたような気がしました。

敗れた国学院栃木も、統率の取れた素晴らしいチームでした。永く私の記憶にインプットしたいと思います。


さぁ、明日は待ちに待った、全国大学ラグビー選手権大会の決勝戦です。

私の予想では、スクラムが勝敗の行方を左右するのではないかと思っています。

「明治」も「帝京」も、全力を尽くして闘ってくださいね。

早稲田ラグビーファンの私だけれど、両チームのご健闘をお祈りしています。

目が見える、目の見えない人びと

お正月の3日に放映された、NHKの新春スペシャル「100分deパンデミック論」を見逃したので、

NHKプラスで視聴しました。これは実にありがたいNHKのサービスです。利用登録をお勧めします。


番組は、パンデミックについて示唆をあたえる名著を出演者がプレゼンするという内容で、

見応えがあって、しかも大変勉強になりました。

4人の出演者とその方々が取り上げた名著は、次のとおりです。


・経済思想家の斎藤幸平さん  ジジェクパンデミック

・英文学者の小川公代さん   ウルフ「ダロウェイ夫人」

政治学者の栗原康さん    大杉栄大杉栄評論集」

・作家の高橋源一郎さん    サラマーゴ「白の闇」


はぃ‥、大杉栄の名前に触れたのは、大学の受験勉強以来です‥‥。(苦笑)

この4冊の名著の解説のなかでも強く印象に残ったのは、「白の闇」の最後に書かれているという

目が見えなくなった医者と、目が見えるその妻との、次のような会話でした。(朗読が素晴らしかったです)


妻  「どうしてわたしたちは目が見えなくなったのかしら。」

夫  「わからない。いつかわかる時が来るとおもうが。」

妻  「わたしの考えを言ってほしい?」

夫  「言ってくれ。」

妻  「わたしたちは目が見えなくなったんじゃない。わたしたちは目が見てないのよ。」

夫  「目が見えないのに、見ていると?」

妻  「目が見える、目の見えない人びと」


斎藤幸平さんが指摘されていたように、どうやら今回のコロナ危機に関して、

私たちは「見えてない」ということに気が付く必要がありそうです‥‥。

いつになるか分かりませんが、高橋先生が薦める「白の闇」は、ぜひ読んでみたいと思っています。

「談論風発」が大切

昨日5日の愛媛新聞「現論」に、長谷川眞理子総合研究大学院大学長が、

『おとなしい日本の子ども~議論で社会に活力を』というタイトルの、

ちょっと気になる、次のような論評を寄稿されていました。


『日本の子どもたちはおとなしい。保育園児のような小さい子どもも、思春期の中学生たちも、

 ともかくおとなしいと感じる。誰と比べてかというと、欧米の子どもたちだ。

 おとなしいとは、よく大人の言うことを聞くので制御しやすいという意味である。

         ~ (中略) ~

 日本財団が行っている18歳意識調査というものがある。その2019年の調査結果を見てほしい。

 インド、インドネシア、韓国、中国、ベトナム、米国、英国と日本の18歳前後の若者、

 それぞれ千人に対して、国や社会に対する意識を調査したものだ。

 自分を大人だと思うか、自分は責任ある社会の一員だと思うか、将来の夢はあるか、などなど全項目で、

 日本は最低の数値である。それも、かなり水をあけられての最低なのである。

 「自分の国に解決したい社会課題があるか」という問いに「ある」と答えた日本の若者は、

 46.4%で半分に満たない。他の国々はほぼ70%以上だ。

 ドイツの66.2%が低いが、それでも日本との開きは大きい。

 「社会課題について家族や友人など周りの人と積極的に議論しているか」という質問では、

 イエスと答えた日本人はたった27.2%なのだ。

 他の国々はだいたい70~80%。一番少ないのが韓国の55%だが、日本はそのまた半分にすぎない。

 つまり、大学のゼミばかりではなく、どこでもあまり議論していないのだ。

 これは、大変よくない状況ではないか。まずは立場や意見の違いを大前提にし、意見を言い合う。

 ときにはけんかにもなるのだが、それを乗り越えて、より良い社会を築いていくのが、

 個人の幸せのためでも、社会の活力のためでもあると思うのだが。』


う~む、なるほど‥‥。

個人の幸せのためにも、社会の活力のためにも、「談論風発」が大切なのですね‥‥。

ちなみに、長谷川先生は、日本人の子どもがよく言うことを聞くのは、

「保育園のときからのしつけのたまものに違いない」と指摘されていました。


まぁ、そうは言っても、「負の面」がある一方で、

たとえば、新型コロナウイルスの感染者数が、人口比でも他の国々に比べて少ないのは、

子どもの頃からしつけられた、公衆衛生上のマナーによるところが大きいのではないか、

と思ったりもします。

よく言うことを聞く「おとなしい日本の子ども」の、「正の面」もあるのではないでしょうか‥?

全国高校ラグビー大会準決勝

全国高校ラグビー大会準決勝は、「東海大大阪仰星」が「東福岡」に「42」対「22」で、

国学院栃木」が「桐蔭学園」に「21」対「10」で、それぞれ勝利しました。


まず、「東海大大阪仰星」対「東福岡」の試合は、開始早々、東福岡があっという間に10点の差をつけて、

ひょっとしたら一方的な試合展開になるのではないかと思われましたが、

ここからの東海大大阪仰星の、東福岡のお株を奪うような、

グラウンドを広く使った反撃が素晴らしかったです。

敗れた東福岡は、敗戦後の八尋キャプテンの凛とした顔が、私には強く印象に残りました。


次の「国学院栃木」対「桐蔭学園」の試合は、

国学院栃木の統率の取れたディフェンスの勝利だと思います。

攻め込まれた厳しい局面での、再三のジャックルが素晴らしかったです。

キャプテン不在のチームで、王者相手に「よくぞここまで」の感があります。

敗れたとはいえ、桐蔭学園の最後まで闘う姿勢も見事でした。

終了間際の執念のトライは、後に続く者へのメッセージと受け取りました。


今月8日の決勝戦は、緊迫した好ゲームになりそうです。

ラグビーというスポーツの魅力を堪能する日は、まだまだ続きます‥‥!!