昨日(28日)、愛媛県選挙管理委員会主催の
「平成23年度第一線指導者研修会」が開催されました。
市町の明るい選挙推進協議会の委員や選管委員など
第一線で啓発活動等に活躍いただいている方を対象に、県選管が毎年実施しているものです。
当該研修は、基調講演と県選管事務局からの常時啓発活動の説明から構成されています。
当日の基調講演の講師は、
山梨学院大学大学院法務研究科の三好規正教授で、
講演のテーマは、「現代社会と選挙」、
講演の内容は、「選挙制度と政党間競争」、「投票行動」、「選挙運動のあり方」でした。
このうち、選挙運動のあり方について、
三好教授は、インターネットによる選挙運動と戸別訪問は、
欧米主要国では規制がないことを紹介された上で、
「日本でも解禁することを検討すべきではないか。」との主張を展開されました。
その他、「一票の格差」をめぐる最高裁判決や投票参加モデル数式などについて、
大変分かりやすく、そして示唆に富むお話をしていただきました。
実は、三好教授は、元々は私の所属する地方自治体の職員で、選管に長く在籍され、
国政選挙や知事選挙など数々の選挙を経験されている「選挙のプロ」でもあります。
「現場の体験を踏まえた講演は重みと迫力がある。」と感じたのは、私だけではないと思います。
勤務終了後は、「三好教授を囲む会」ということで、
退職されたOBの方にも参加いただき、楽しいお酒を飲むことができました。
参加メンバーは、いずれも選管経験者(現役の方も含みます。)だったこともあり、
開票速報用務で徹夜をしたことなど、当時の苦労話で大いに盛り上がりました。
御案内のとおり、
地方自治体の職務の中でも、選挙の管理執行は特殊なものがあり、
「間違いが許されない」、「うまくできて当たり前」といった
精神的にも肉体的にも厳しい、これほど「ヤクザ」な仕事もないのですが、
その仕事を一緒にした仲間は、まさに「同志」という表現がぴったり当てはまります。
その「同志」である三好教授の、今後ますますの御活躍をお祈りしたいと思います。
山梨県での愛媛県のPRについても、是非よろしくお願いします。