しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

子どもはメンター

地元新聞である愛媛新聞の今月9日(金)の紙面に、
野田聖子衆議院議員(51歳)への共同通信のインタービュー記事が載っていました。

記事によると、
野田さんは、国内では公認されていない卵子提供を米国で受け、
昨年、長男の真輝君(1歳1月)を超高齢で出産。
しかし、真輝君は心臓などの重い疾患のため、
度重なる手術が必要で一度も病院を出たことがなく、
昨年10月には突然の呼吸停止で脳梗塞を起こすなど経過は予断を許さず、
「死と向かい合わせ」だそうです。

インタービュー記事の中から、
私が感動した野田さんの言葉を抜き出してみました。

『息子はメンター(良き師)。
 医療は得意じゃなかったが、息子のことだから誰より必死で学ぶ。
 政治家としての私を鍛えてくれる。
 息子が生かされているのは10年前に治療を受けた子どもたちのおかげ。
 今息子が受ける治療は未来の子の役に立つ。
 彼は誰より役割を果たしている。かっこいいと思う。』

『病気の子の母親としては24時間付き添うのがベストだし、
 国会議員としては付き添わず1時間でも勉強するのがベストだがどちらも不可能。
 できる限りやっている今をベストと思うしかない。
 少子化という課題を抱える国で、自分がリアルタイムで代弁している。
 〜(中略)〜 時間じゃない、クウォリテイー(質)だと。』

国会議員という仕事をしながら、
子育てというか、子どもの看護に懸命に向き合う姿勢に、ただただ頭が下がります。
こうした体験を踏まえられて、
人生の不条理と闘う多くの人たちのために、
政治家として、母として、さらにご活躍されることをお祈りします。

私の娘も
孫娘の子育てに奮闘していますが、最近どうも疲れ気味みたいです。
職場復帰も近付いてきており、
職場復帰後の仕事と育児の両立は、さらに厳しい出来事の連続になることでしょう。

女性が仕事を持ちながら、
安心して子育てができる社会を実現するためには、
今後どのような取組みが必要なのか、
野田さんへのインタビュー記事を読んで、改めて考えた次第です。