しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

三つの視点

昨日の「三つの神話」に引き続き、今日は「三つの視点」です。
今日の日経新聞「大機小機」の「三つの視点で本流つかむ」は示唆に富む内容でした。

記事の冒頭部分と最後の部分を、次のとおり引用します。

『ものの見方や考え方を整理する時に大切にしていることがある。
 「本質的」「中長期的」「多面的」の3つの視点を持つことだ。
 いかなる事案も本質的なところから掘り返し、中長期的な視点に立って結論を導く必要がある。
 より多面的な視点から検討を加えることも重要だ。
 言うのは簡単だが、我々凡人はいつも逆の見方をしてしまう。
 枝葉末節のことや重箱の隅のことが気になるし、
 先のことよりも、いま現在や明日のことが気になってしまう。
 多面的に見れば視野が広がるのに、
 過去の体験から得た一面的な知識からしか考えられないことが思いのほか多い。』

『スピードが問われるのが今の時代だが、
 基本となる軸をぶらさず判断できる資質が求められる。
 その際、3つの視点から物事の本流をつかむ癖を身につけておきたい。』

はぃ、おっしゃるとおりで、何の異議もありません。
この三つの視点は、年齢、職業、分野などを超えて通用する
「一般理論」のようなものではないかと思っています。

ただ、記事でも指摘しているように、
凡人にはなかなかできるものではありません。
できないからこそ、いろいろな「指南書」や「啓発書」が売れるのでしょうね……。

私もいろいろな本が手元にありますが、
残念ながら実践できたことは数えるほどしかありません。
それでもなお、その手の本に「救い」を求める自分の姿があります。