今月10日付けの「溜池通信」<From the Editor>で、
「かんべえ」さんが、ユーラシアグループの
「2014年版トップ10リスク」のことを取り上げて解説されています。
ユーラシアグループのURLにリンクを貼られていますが、
リンク先は英文で書かれていて、私にはさっぱり理解できません。
私のように英文の読解に困難を伴うマジョリティ(?)のために、
「かんべえ」さんは、次のように10項目を説明されています。
1 America's troubled alliances 米国の困った同盟国
2 Diverging markets 新興国は多様国
3 The new China 新しい中国
4 Iran イラン
5 Petrostates 産油国
6 Strategic data ビッグデータ
7 Al Qaeda 2.0 アルカイダ2.0
8 The Middle East's expanding unrest 広がる中東の不穏
9 The capricious Kremlin 気まぐれクレムリン
10 Turkey トルコ
う〜ん、弱ったな……。
これでも私には理解できないことが多いのです。(よぽど「外交オンチ」なのです。)
日本にとってのリスクはないのかな?…と考えていたところ、
「かんべえ」さんは、次のように解説されていました。
『2014年は久々に、世界経済をあまり心配しなくていいけれども、
地政学はなおも警戒が必要である、との見通しです。
つまり米国経済ではなく、米国外交を懸念しなければならない。
昨年は”JIBs”という造語により、
日本とイスラエルと英国が「米国との特殊な関係で不利益を被る」という
逆説が提示されました。今年の第1位はその発展形でしょう。』
なるほど…。
日本は米国にとって「困った同盟国」なのですね。(ようやく理解できました。)
でも、トップ10の第1位に「ノミネート」されて、光栄なのかもしれません。
だって、トップ10に名前が挙がらないのも、ちょっと寂しい気がして…。
ここは、「リスク」を「リターン」に「倍返し」するくらいのつもりで、
日本の「スマートパワー」を世界に示したいものです。