マスクがどの店舗も品切れで、入手困難な状況が続いていたところ、
今日、運よく、自宅近くの大型スーパーの専門店街で、マスクを手に入れることができました。
10枚入りの立体型で、価格は1,628円‥‥。(溜息)
一庶民にとっては高額だけれど、背に腹は代えられません。
そのマスクに関して、今日の日経新聞デジタル版では、
「ウイルスが引き裂く世界 鎖国への誘惑を断てるか」というタイトルで、
次のようなことが書かれていました。
『マスクが足りなければ、中国からの供給に頼るほかない。
その中国は人道支援の名を借りて、マスク外交で他国に貸しをつくろうとしている。
マスクのようなありふれた製品ですら国家戦略の武器となる。
新型コロナウイルスがあぶり出したのは「つくる側が買う側に勝る」という不条理な力学だ。
感染の拡大が止まらなければ、人工呼吸器や医薬品は奪い合いとなるかもしれない。
それらの製品を生産して輸出できる国や企業は、地政学的に強い立場になるだろう。
~ (中略) ~
たった一種のウイルスが国境の意味を変えた。
技術的な鎖国を目指し、生産を国内に囲う大国の動きが加速する。
マスクの供給不安は、そんな近未来の世界の姿を暗示している。日本企業に備えはあるだろうか。』
今、私たちは個々人でマスクを着用し、感染防止と拡大防止に努めようと思っても、
その肝心のマスクが入手困難なこともあって、不安感が募り、政治への不信感が増しています。
このような状態を打破するためには、
国家権力の力で、国内企業にその生産を義務付け、
国民には、小売価格が統一されたマスクの、配給制度を創設すべきではないでしょうか‥‥?
この世の中から「不条理」をなくすことが、政治と政治家の責務だと私は思っています。