しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

不条理をなくすために

マスクがどの店舗も品切れで、入手困難な状況が続いていたところ、

今日、運よく、自宅近くの大型スーパーの専門店街で、マスクを手に入れることができました。

10枚入りの立体型で、価格は1,628円‥‥。(溜息)

一庶民にとっては高額だけれど、背に腹は代えられません。


そのマスクに関して、今日の日経新聞デジタル版では、

「ウイルスが引き裂く世界 鎖国への誘惑を断てるか」というタイトルで、

次のようなことが書かれていました。


『マスクが足りなければ、中国からの供給に頼るほかない。

 その中国は人道支援の名を借りて、マスク外交で他国に貸しをつくろうとしている。

 マスクのようなありふれた製品ですら国家戦略の武器となる。

 新型コロナウイルスがあぶり出したのは「つくる側が買う側に勝る」という不条理な力学だ。

 感染の拡大が止まらなければ、人工呼吸器や医薬品は奪い合いとなるかもしれない。

 それらの製品を生産して輸出できる国や企業は、地政学的に強い立場になるだろう。

  ~ (中略) ~

 たった一種のウイルスが国境の意味を変えた。

 技術的な鎖国を目指し、生産を国内に囲う大国の動きが加速する。

 マスクの供給不安は、そんな近未来の世界の姿を暗示している。日本企業に備えはあるだろうか。』


今、私たちは個々人でマスクを着用し、感染防止と拡大防止に努めようと思っても、

その肝心のマスクが入手困難なこともあって、不安感が募り、政治への不信感が増しています。

このような状態を打破するためには、

国家権力の力で、国内企業にその生産を義務付け、

医療機関介護施設へのマスクの供給を最優先したうえで、

国民には、小売価格が統一されたマスクの、配給制度を創設すべきではないでしょうか‥‥?


この世の中から「不条理」をなくすことが、政治と政治家の責務だと私は思っています。