今日の日経新聞一面コラム「春秋」と愛媛新聞一面コラム「地軸」は、
どちらも最年少でタイトルを戴冠した、藤井聡太新棋聖の偉業を称える内容のコラムでした。
いわく、「AI時代の旗手は、81マスの詩学の後継者でもある。」(春秋)
「謙虚に、はるかな高みへ。探求心を忘れなければ長く将棋界の中心となるはずである。」(地軸)
この二つのコラムに加え、私が心底驚愕したのは、
昨日「溜池通信・かんべえの不規則発言」で「かんべえ」さんが紹介された、
この一か月の藤井新棋聖の、次のような対戦記録でした。
・6月13日(土) 阿部健治郎七段 → 勝利〇(王位戦挑戦者決定リーグ) 於:東京
・6月20日(土) 杉本昌隆八段(師匠) → 勝利〇(竜王戦3組、決勝) 於:大阪
・6月23日(火) 永瀬拓矢二冠 → 勝利〇(王位戦挑戦者決定リーグ) 於:東京
・6月25日(木) 佐々木勇気七段 → 勝利〇(順位戦B級2組) 於:東京
・6月28日(日) 渡辺明三冠 → 勝利〇(ヒューリック杯棋聖戦 第2局) 於:東京
・7月1~2日(水~木) 木村一基王位 → 勝利〇(王位戦第1局) 於:豊橋
・7月6日(月) 橋本崇戴八段 → 勝利〇(順位戦B級2組) 於:東京
・7月9日(木) 渡辺明三冠 → 敗北●(ヒューリック杯棋聖戦 第3局) 於:東京
・7月13~14日(月~火) 木村一基王位 → 勝利〇(王位戦第2局) 於:札幌
・7月16日(木) 渡辺明三冠 → 勝利〇(ヒューリック杯棋聖戦 第4局) 於:大阪
う~む‥‥。(絶句) 錚々たるメンバーを相手に9勝1敗だなんて‥‥。
私なんか、詰将棋アプリの三手詰の正解まで、時に30分以上要することがあります‥‥。(トホホ)
藤井新棋聖には、「81マスの詩学」を、とことんまで極められることを期待しています。
でも、くれぐれもお身体はお大事に‥‥。