しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「視点」や「バイアス」から自由になるために

湿度が低かったのでしょうか、梅雨の時期とは思えない、

良く晴れて、爽やかな風が吹いた一日でした。とても気持ちがよかったです。


さて、昨晩は、テキストは購入していたものの、

番組を見逃がしていた、100分de名著スペシャル「100分deメディア論」を、

NKKオンデマンドで視聴しました。


番組で取り上げたられていたのは、

 ・リップマンの「世論」(プロパガンダの源流)

 ・サイードの「イスラム報道」(ステレオタイプからの脱却)

 ・山本七平の「空気の研究」(「忖度」の温床)

 ・オーウェルの「一九八四年」(リアルな「未来」)といった4冊の名著で、

番組ゲストは、国際ジャーナリストの堤未果さん、東京工業大学教授の中島岳志さん、

社会学者の大澤真幸さん、そして、作家で明治学院大学教授の高橋源一郎さんといった、

そうそうたるメンバーでした。


今回、学んだのは、人が何かを伝えようとするときに必ずある「視点」や「バイアス」、

あるいは、「偏見」や「思い込み」を持つことを、私たちは避けては通れないという事実でした。

そこから「自由」になるためには、どのような努力が必要なのか‥‥。


テキストに書かれていた記述が、番組を視聴することによって、

理解がぐんと深まったように思います。

オンデマンドの有難さをつくづく感じた、そんな秀逸な番組でした。

220円で視聴できて、とても満足しています。