しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

人生は自分で小説を書くのと同じ

毎回、読むのを楽しみにしている日経新聞「読書」欄の「リーダーの本棚」、

今回は、佐々江賢一郎日本国際問題研究所理事長でした。


佐々江理事長が取り上げられた愛読書11冊は、いずれも私が読んだことのない本ばかり‥。

でも、これが新たな発見と刺激となります。そうか、こんな本があったのかと‥‥。

このうちの何冊かは、ぜひ読んでみようと心に決めています。


そして、佐々江理事長は、次のようなことを述べられていました。

『私の読書作法は乱読、楽しんで読む、気まぐれ。若い頃の関心は人間を知る。

 徐々に世の中、世界を知る。後半は生きている意味について。この3つの間を常に行き来しています。』

『ありのままを受け止めていく。読書から物事を一面で見ないということを学びました。

 例えばあの正義とこの正義はどちらが真の正義かはそれぞれ主張があるけれど、

 往々にして力のある者が正義だったりするわけです。』

『人生は自分で小説を書くのと同じ。

 難しくつらい場面に出くわしてもそれを客観視し、これは小説の一ページにすぎないと思えば平気です。

 それはどんなに偉い人の前でも、どんなにミゼラブルな人の前でも

 同じような気持ちで人間として立てるかという問題で、立とうとするのです。』


う~む、なるほど‥‥。

「人生は自分で小説を書くのと同じ」ですか‥。けだし、名言だと思います。

読書には「摩訶不思議な力」があることを、改めて認識したた次第です。