しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「偽善者」もけっこう難しい?

またまた昨日の続きです‥。

10月7日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、渡辺一夫さんの

「自分は善人だから‥と思っている人くらい、何をしでかすか判(わか)りません」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『生涯、徹底して偽善者として押し通せと、仏文学者は言う。

 偽悪者は自分がまだ善人だと思っている点でダメ。

 上司に取り入り部下には辛く当たる、外ではにこにこして家族には暴君然となる、

 市民には聖人面し利権を漁る。そんな輩は偽善者としては半端。

 己の悪人たるを匿(かく)し、ぼろを出さずにいれば、内なる悪人も少しはおとなしくなると。

 随筆「偽善の勧め」から。』


ずいぶんと昔の頃、娘から「お父さんは偽善者だ。」と言われ、ショックを受けたことがあります。

外面はだけは良くて、家では家族に対して思いやりがないのだと思います。

でも、私は相変わらず昔のまま‥。

かといって、「生涯、徹底して偽善者として押し通す」のは、これまた難しいような気がします。

私の場合、「内なる悪人」がすぐ顔と態度に出てしまいますから‥‥。


追記

阪神は、CSファーストステージで2連勝を飾った広島と、今月18日から甲子園で

日本シリーズ進出を掛けて戦うことになりました。

個人的には横浜よりも広島の方が戦いやすいような気もしますが、相手は勢いに乗っているし、

阪神は真剣勝負の実戦から遠ざかっているので、ちょっと嫌な予感もします。阪神ファンは心配性ですから。