しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

貫く棒の 如きもの

今日は4月1日、新しい年度の始まりの日です‥。


日経新聞には、サントリーウイスキーの広告に、

伊集院静さんの新社会人への「空っぽのグラス諸君。」というタイトルのメッセージが掲載されていて、

そこには次のようなことが書かれていました。

『‥‥君は今、空っぽのグラスと同じなんだ。空の器と言ってもいい。どの器も今は大きさが一緒なのだ。

 学業優秀などというのは高が知れている。

 誰だってすぐに覚えられるほど社会の、世の中の、仕事というものは簡単じゃない。

 要領など覚えなくていい。小器用にこなそうとしなくていい。それよりももっと、肝心なことがある。

 それは仕事の心棒に触れることだ。たとえどんな仕事であれ、その仕事が存在する理由がある。

 資本主義というが、金を儲けることがすべてのものは、仕事なんかじゃない。

 仕事の心棒は、自分以外の誰かのためにあると、私は思う。

 その心棒に触れ、熱を感じることが大切だ。仕事の汗は、その情熱が出させる。

 心棒に、肝心に触れるには、いつもベストをつくして、自分が空っぽになって向かうことだ。‥‥』


なるほど、「仕事の心棒」ですか‥。

高浜虚子の「去年今年 貫く棒の 如きもの」という俳句を思い出します。

仕事においても、自分の中で変わらない信念を持ち続けることが大切ですよね‥‥。

ちなみに、上述の文章は、2000年4月に初めて伊集院さんが執筆された原稿で、

この第一回の原稿の改めての掲載が、メッセージ広告の最終回になるとのことでした。残念です‥。


さて今日は、孫娘と一緒に、伊予市の図書館に自転車で行ってきました。

(自宅から自転車で約15分弱でした。)

私は新設されてから初めての利用だったので、「利用者カード」を窓口で作成してもらいました。

松前町の図書館と併せて、これから積極的に利用したいと思っています。

自己啓発の場所」がまた一つ増えました‥‥。