しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

誇りとは、信念をもって歩いていくこと

今日は成人の日です。


昨年11月に作家の伊集院静さんがお亡くなりになってから、

毎年恒例の、サイトリーウイスキーの広告に掲載される新成人へのメッセージを、

もう目にすることはないだろうと思っていたところ、

意外にも今日の日経新聞に、「誇り」と題する次のようなメッセージが掲載されていました。


『新成人おめでとう。

 今日から君は新しい道を歩んでいくことになる。この道には懸命に生きる人の誇りがある。

 誇りをもって生きること、それは私たちの務めである。

 誇りとは何か? それは信念をもって歩いていくことだ。今まで同様、誇り高い道をまっとうしてくれ。

 大勢の人がそれを望んだように、あなたもまた、自信をもってその道を歩んで欲しい。

 そこには必ず生きる喜びがある。君の人生の肝心がある。さあ、頑張って私たちの明日に向かおう。

 大切なものを抱いて、進むんだ。』


なるほど‥。「誇りとは、信念をもって歩いていくこと」ですか‥‥。

この原稿は、昨年10月に生前の伊集院さんが執筆されたものだそうです。

伊集院さんの遺言として、深く心に刻んでおこうと思います。


そして、今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」には、夏目漱石が処世訓を若者に説いた「愚見数則」の、

「小智を用いる勿(なか)れ」「言う者は知らず、知る者は言わず」が引用されていました。

ちなみに「愚見数則」には、

「事をなさんとならば、時と場所と相手と、此三者を見抜かざるべからず」という処世訓もあります。

新成人の皆さん、ご参考までに‥‥。