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しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

政治の刷新か、後退か?

昨日23日に実施されたフランス大統領選の第1回投票の結果は、

中道系独立候補のエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相が得票率で首位、

極右政党、国民戦線マリーヌ・ルペン党首が2位で、

いずれの候補者も過半数に届かず、来月7日に実施する第2回の決選投票を

マクロン氏とルペン氏が争うことが決まったようです。

 

う~む…、結局、こうなりましたか……。

両者の得票率にはほとんど差がないことから、

アメリカ大統領選挙のように、今の世界では何が起こっても不思議でなく、

決選投票の行方も予断を許さない状況だと感じます。

「これも選挙という民意を反映したものだから」と自分なりに思っていたところ、

昨日の朝日新聞デジタル版「文化の扉」には、次のようなことが書かれていました。

 

『森政稔・東大教授(政治思想史)は民主主義思想の歴史的な発展を踏まえると、

 「ポピュリズムは民主主義とは違うものと考えるべきだ」と語る。

 ルソーが『社会契約論』で語ったように、

 民主主義の基本には人民主権という考え方がある。

 だが、現代の民主主義はさらに進み、主権を持つ「我々」の内部には

 いろんな人がいることに気づいている。

 その「違い」を守る仕組みを含めて民主主義と考えるというのだ。

 米国の公民権運動やベトナム反戦運動の展開を踏まえ、

 デモやNPO活動など選挙以外の手段で、私たちは民意を「表現」し、

 民主主義をよりよいものにアップデートしようとしてきた。  

 「選挙は民主主義の回路の一つに過ぎない。それを絶対視し、

 民意を聞けば『何でもできる』と語るポピュリストは実は古いタイプの政治家です」  

 閉塞(へいそく)した政治にポピュリズムしかないと考えるのは、

 政治の刷新どころか後退なのだ。』

 

再び、う~む……。ますます分からなくなってきました。

政治と民意をつなぐべき政党が役割を果たさない時、

危うさは残るけれども、ポピュリズムが議会政治のゆがみをただすと、

評価する専門家もいるそうですし、

先日読了した『ポピュリズムとは何か』(中公新書)にも、

確かに似たようなことが書かれていました。

 

政治の刷新なのか、後退なのか……?

日本の若者は、このような状況をどう思っているのか、意見を聴いてみたいです。

いや、日本の場合は、まずは若者に選挙で投票所に足を運んでもらうことが、

優先課題なのかもしれません……。