本のタイトルに惹かれて、
「〈わかりやすさ〉の勉強法」(池上彰著:講談社現代新書)を購入し、
行き帰りの通勤電車の中で細切れに読み進めていましたが、
池上さんらしい、分かりやすく平易な文章ということもあって、
一週間で読了することができました。
出版社からの「内容紹介」によると、
本書のタイトルの「勉強法」は、「机に向かっての勉強」ではなく、
「毎日の仕事や生活の中でできる勉強」という意味だそうで、
事実、この本では、
インプットからアウトプットに至るまでの勉強法が分かりやすく解説されています。
私が参考になったのは、第1〜10章のうちの次の章です。
第4章 新聞の読み方、ネットの使い方
第5章 クリアファイルで情報整理
第6章 本の読み方
第7章 ノートの取り方、メモのとり方
このなかでも、第5章に関しては、
私も、情報整理の達人の真似はとてもできないと思っていましたが、
池上さんのような方でも、達人の真似をできないまま、
きわめてアナログな手法に落ち着いたことを知った時には、
なんだか「ほっ」とするような気がしました。
そして、「勉強ってなんだろう〜おわりに代えて」の次の記述は、
「これからも、さらに勉強をしてみよう!」という気にさせてくれて、
とても気に入っています。
『勉強するということは、知識欲を満たす純粋な楽しさと同時に、
自分が成長しているという実感を与えてくれます。
それは年齢に関係ありません。
50歳でも、60になっても70になっても、
前の日よりも自分が成長していることが実感できる喜び、
それが実は勉強ではないか、と最近私は思っています。』
さぁ、勉強しよう! 自分の成長のために!

- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/06/17
- メディア: 新書
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