しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

老舗企業との「縁」

日経新聞の「迫真」では、
ユニクロ 世界への試練」の連載が始まっています。
今日(16日)はその第4回目、タイトルは、「 老舗よみがえる」でした。

記事の中に出てくる「老舗」とは、もちろん東レのことです。
東レに関する「さわり」の部分を抜き出してみます。

東レの素材技術を生かして高付加価値の衣料品を生産、
 ユニクロがマーケティングと販売を受け持つ。東レ社内には慎重な意見もあった。
 それでも「日本の繊維産業がグローバルビジネスになる好機」とみた
 会長の故前田勝之助が背中を押す。
 ユニクロ向け事業を一手に引き受けるGO推進室が設置された。』

『エアリズムはヒートテック以上の速度での成長が課せられている。
 日本で成功した事業モデルがどこまで世界で通用するのか。
 ユニクロ東レ、二人三脚のGO(グローバル・オペレーション)が本番を迎える。』

東レと我が家とは、御縁があります。
東レ愛媛工場は、私の故郷、伊予郡松前町に立地しています。
父は、定年まで東レにお世話になりました。
また、父は、故・前田勝之助会長が、その昔、愛媛工場に来られた時、
声を掛けていただいたことを、いまだに嬉しそうに話すことがあります。

父が東レに勤めていた関係で、私は転校生でした。
幼稚園の時に大阪府茨木市に、小学生一年生の時には滋賀県大津市に転居し、
中学二年生の二学期に、再び故郷に帰ってきました。
そのため、中学校まで、入学した学校と卒業した学校が違います。
さらに付け加えると、
幼い頃に関西圏に住んでいたため、今も熱心な阪神タイガースファンです。

大学の二年間は、埼玉県所沢市にある東レの独身寮でお世話になりました。
当時の社員の方からは、
炭素繊維がテニスのラケットに使われているというお話や、
東レの水着は業界でもシェアが高いというお話を聞くことができました。

そして、現在の東レは、
ユニクロと提携して「ヒートテック」や「エアリズム」を開発し、
炭素繊維は、自動車やボーイング787の機体に使途を拡大するなど、
老舗企業であると同時に、グローバル企業として、その企業価値を高めています。
私が言うのはなんだか変ですが、記事を読んで大変感慨深いものがありました。

余談ですが、私の普段着は、下着も含め、
上から下まで「ユニクロ・ブランド」を着用しています。
リーズナブルな価格なので、本当に助かっています。