今日3日の新聞の社説は、予想どおりというか、
東京都議会議員選挙で自民党が歴史的惨敗を喫したことを受けての記事でした。
ちなみに、全国紙の社説の見出しは次のようなものでした。
・読売新聞 『都議選自民大敗 「安倍1強」の慢心を反省せよ』
・毎日新聞 『都議選で自民が歴史的惨敗 おごりの代償と自覚せよ』
・日経新聞 『安倍自民は歴史的惨敗の意味を考えよ』
う~む、なるほど……。
朝日新聞と毎日新聞に、「おごり」という共通の言葉が登場しているのが
とても興味深いですよね…。
ところで、その朝日新聞の社説には、
小池都政に関して、次のようなことが書かれていました。
知事を支持する理由として「改革の姿勢や手法」と答えた人が
支持層の44%を占め、 「政策」はわずか4%だった。
実績を積んで、「政策」を挙げる人を増やしていかなければ、
いずれ行き詰まるのは明らかだ。
この数年、都知事は短期で交代し、都政は揺れ続けてきた。
小池氏は東京の未来図をどう描き、説明責任を果たしながら、
それを実現させるのか。1千万都民の目が注がれている。』
知事を支持する理由のうち、「政策」がわずか4%というのには驚きました。
(本当はこの「政策」の是非が一番大切な選択肢だと私は思うけど……)
そういえば、先日放映された NHKスペシャル
『人工知能 天使か悪魔か 2017』を見て、
大統領の不祥事が続く韓国では、
世界各国の憲法や法令など膨大なデータがインプットされた人工知能が、
政治家や国民に最適な政策の提言を行うといった研究が進んでいることを知りました。
政治家が改革の姿勢だけ見せて、肝心の政策が選挙人に支持されないとすれば、
人間を上回る能力を持つ人工知能が、
政治家に代わって政策を提言・実行していく日が、
近い将来、マジにやって来るかもしれません…。