最近、新聞を読んでも、テレビやラジオのニュースに接しても、気が滅入ることだらけです。
株価は続落に歯止めがかからないし、マスクは相変わらず手に入らないし、
楽しみにしていたセンバツ高校野球は中止が決まったし‥‥。
なんだか世の中が、悪い方向へ、悪い方向へと向かっているような気がしています。
そんな暗澹たる気持ちを抱いていたところ、今日の日経新聞一面コラム「春秋」に、
次のようなことが書かれていました。
『‥‥ギリシャ語の「すべて」と「人々」が語源のパンデミックを世界保健機関(WHO)が宣言した。
株価は大きく下落し、各国の渡航制限で人の出入りがとどこおる。
グローバルな規模で経済の基礎体力が奪われるうえ、スポーツや文化活動も中止が相次ぎ、
世の中から感動やうるおいが消えゆく。未体験のトンネルである。
ひとりひとりが少しずつ不自由を忍び、出口の光明を待つしかないのだろう。
ちなみに清水寺の本尊は千手観音。
他人の苦しみや喜びを我がこととして理解する、という人間の理想を教えているという。
こんな時だからこそ、観音さまにならい、人と接したいものだ。
月改まり、笑顔でスタートできる世になりますように。』
「世の中から感動やうるおいが消えゆく」とは言っても、
足元を見つめ直すと、自然界の営みには変わることがありません‥‥。
我が家の中庭でも、私の知らない間に、ご覧のような花が咲いていました。


「花オンチ」の私は、花の名前が分かりません‥‥。
ですが、こんな世の中でも、四季折々の草花を愛でる余裕だけは、失わないようにしたいと思っています。