しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

忸怩たること‥

昨日に続き、朝日新聞一面コラム「折々のことば」から‥‥。

今月3日は、作家・サン・テグジュペリ

「人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して

忸怩(じくじ)たることだ。」という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『忸怩たるとはここでは「責任を感じる」ということ。郵便物を搬送する飛行士が遭難した。

 看護にあたる僚友は、彼が「人間のあいだに新たに建設されつつあるもの」に

 自ら職務を通じて繋(つな)がっていると感じていたと言う。

 人々の歓喜や悲嘆と自分は無縁でないと。

 20世紀フランスの作家の自伝的小説「人間の土地」(堀口大學訳)から。』


多くは語りません‥‥。時節柄、普段に増して、重く心に響く言葉だと思います。