しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

悲観的な人は残酷である

渋沢栄一翁の「論語と算盤」については、まず、ちくま新書の現代語訳(守屋淳訳)を読み、

次に、守屋さん執筆のNHKテキストを読み、そして今は、NHKEテレの番組を視聴しています。


昨日12日に放映された2回目は、「信用で経済を回せ」というテーマでしたが、

番組の最後に、指南役の守屋さんが、

渋沢栄一翁の「悲観的な人は残酷である」という言葉を紹介された後で、

おおむね次のようなことを述べられていました。


『我々よりも若い人たちって、未来に生きるしかないわけです。

 だったら、悲観的になるんではなくて、そういう人たちが、幸せに暮らしていける社会を創ろうよ‥‥。

 視点を今に置くか、未来に置くかによって、行動は大きく変わるんだと思います。』


う~む、なるほど‥‥。これはテキストにはなかった言葉です。

かくいう私の思考は、どちらかというと悲観的‥‥。

これから先のことを考えると、「病気」「介護」「お金」の3点セットの心配は尽きず、

どうしても思考は悲観的になります。

でも、それはあくまで自己中心的なもの‥‥。

もう少し、社会全体のことも考えて、視点を未来に向ける必要がある‥、番組を観てそう感じた次第です。