渋沢栄一翁の「論語と算盤」については、まず、ちくま新書の現代語訳(守屋淳訳)を読み、
次に、守屋さん執筆のNHKテキストを読み、そして今は、NHKEテレの番組を視聴しています。
昨日12日に放映された2回目は、「信用で経済を回せ」というテーマでしたが、
番組の最後に、指南役の守屋さんが、
渋沢栄一翁の「悲観的な人は残酷である」という言葉を紹介された後で、
おおむね次のようなことを述べられていました。
『我々よりも若い人たちって、未来に生きるしかないわけです。
だったら、悲観的になるんではなくて、そういう人たちが、幸せに暮らしていける社会を創ろうよ‥‥。
視点を今に置くか、未来に置くかによって、行動は大きく変わるんだと思います。』
う~む、なるほど‥‥。これはテキストにはなかった言葉です。
かくいう私の思考は、どちらかというと悲観的‥‥。
これから先のことを考えると、「病気」「介護」「お金」の3点セットの心配は尽きず、
どうしても思考は悲観的になります。
でも、それはあくまで自己中心的なもの‥‥。
もう少し、社会全体のことも考えて、視点を未来に向ける必要がある‥、番組を観てそう感じた次第です。