未明に雨が降り、日中は雨模様の一日となりました。
日差しがないので気温も上がらず、久しぶりにエアコンなしで昼間を過ごすことができました。
さて、今日の日経新聞「政治・外交」欄の「自民党総裁選を語る」で、
谷口尚子・慶大大学院教授が、次のようなことを述べられていました。
『今回の総裁選は衆院選を控える時期に開かれるのが特徴だ。
自民党総裁に求められる資質として党内のリーダーシップや官僚を扱う行政能力に加え、
選挙の顔として勝てる候補かどうかが問われることになる。
国際的な比較で日本国民の政府に対する信頼は低く、コロナ対応を巡り政府が責められる構図が定着した。
感染対策は現実的な方策を粛々と進めるしかない。
菅義偉首相や立候補を表明した岸田文雄前政調会長は発信力に課題があるように映る。
党内に全ての資質を備えた候補はいないかもしれない。
日本の未来を担うための議論を国民に見せる場が総裁選だといえる。立候補者は多い方がいい。
首相に必要なのはコロナ下で国民が苦境を共に乗り越えたいと思えるかになる。
議論を通じ感染防止策などで国民の理解を得ていく場になればいい。国民を巻き込む説得力が必要になる。
自民党からその意思はまだ感じられない。‥‥』
はぃ‥、この「コロナ下で国民が苦境を共に乗り越えたいと思える」首相なのですが、
いったい、どのような言葉を発信し、どのような行動をとれば、
国民が苦境を乗り越えたい、と思えるようになるのでしょうか?
おそらく、私を含めて国民の多くは、
「誰が首相になっても同じ」と、現実的な感覚というか、冷めた感覚を持っているような気がします。
(なにせ、相手は目に見えないウイルスですから‥‥)
こんな感覚じゃダメなのかな? 今はとりあえず、自民党の幹事長人事に注目したいと思います。