今日はめずらしく天気予報が外れた一日となりました。
午後から「お日様マーク」だったので、布団のシーツを洗濯したところ、ずっと曇り空でした。
幸いにも、我が家の奥様が仕事がお休みの日だったので、
近くのコインランドリーまで洗濯物を乾燥しに行ってもらいました。
さて、今月16日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、フランスの哲学者、ミッシェル・セールの
「唇のまわりに、文化が横たわっている。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『食べる、味わう、話す、歌う、泣く、笑う、愛撫(あいぶ)する。
口は文化を最も基本的なところで担う器官だ。知性の原型もそこから蠢(うごめ)きはじめる。
赤子は物の形状を囓(かじ)って確かめるし、考えるとはそもそもが、ものごとを吟味すること、
つまり味わい分けることだ。そしてホモ・サピエンス。語源をたどれば「味わう人」を意味する。
フランスの哲学者の「五感」(米山親能訳)から。』
へぇ~、ホモ・サピエンスの語源は、「味わう人」だったのですか‥。ひとつ勉強になりました。
ところで、話は変わりますが、今日の報道によると、厚生労働省は、
介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、
2019年は男性72.68歳、女性75.38歳だったと公表したそうです。
前回調査の16年から男性は0.54歳、女性は0.59歳延びたとのことでした。
ということは、先日、66歳になった私の健康寿命は、あと7年弱となります。
「まだ」なのか「もう」なのか定かではありませんが、
これからも「食べる、味わう、話す、笑う」ことが普通にできるよう、健康には留意したいと思います。