ビデオに録画していた「カンブリア宮殿」を視聴しました。
番組のゲストは井崎善治・千葉県流山市市長で、番組のHPには次のような紹介文がありました。
『少子高齢が進み人口減が加速する日本。
地方都市では若者世代が流出し、さらなる財政難が予測されている。
そんな人口減少時代にありながら、千葉県流山市はここ数年、人口が急増。
その増加率は5年連続で全国一位。
「母になるなら、流山市。」のキャッチコピーを掲げ、若い子育て世帯を呼び込み、
市の人口構成比は30~40代がトップ。
さらに、転入者してきた家族が第二子、三子を出産し、町は活気にあふれる。
今や「千葉の二子玉川」と称されるファミリー層で賑わうお洒落な街へと変貌を遂げた。
少子化にピリオドを打った流山市の人集め戦術と地域の活性化戦略に迫る!』
番組を視聴して一番感心したのは、「送迎保育ステーション」というシステムでした。
市内全域の各保育園を巡る送迎バスの発着所と一時預かり所を併設した自治体初の施設で、
出勤前に親は子どもを預け、出勤後に子どもを引き取れるので、
手間が減ると好評の行政サービスになっているとのことでした。
なかなか思いつかない斬新なアイデアだと思いましたし、
それよりもなによりも、その実現には困難な局面が多々あったのではないかと拝察します。
流山市は都心に近い人口約20万人の市、私の住む松前町は松山市に隣接する人口約3万人の町。
規模では比較の対象になりませんが、少子高齢化や財政健全化、そして新型コロナウイルス対策という、
地方自治体が直面する課題を抱えている点では、変わるものはないと思っています。
そして、我が町・松前町も、流山市の地域活性化戦略を模範にして、
「母になるなら、松前町。」と呼ばれるような、
そんな「夢と希望が持てる地方自治体」になってほしいと願っています。
私はてっきり、「カンブリア宮殿」は著名な「経済人」が出演されるものと思っていました。
これからも、斬新で付加価値の高い行政サービスを展開する地方自治体の首長が、
どんどん出演されることを期待して待っています。