しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

車窓の風景のような人間

さらに昨日の続きです‥‥。


12月23日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、安西水丸さんの

「絶景ではなく、車窓の風景のような人間でいたい」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『目立ちたいとも、強い印象を残したいとも思わない。

 一人ぽつんと立っていても、土地に溶け込み、周囲や背後にいる人、いた人のことまで匂わせる、

 そんなきちんとしたワン・オブ・ゼムでいたいということか。

 イラストレーターは、人は「どのように生きるかよりも、

 これだけはしたくないというものを持って生きる方が格好いい」とも言う。

 画文集「一本の水平線」から。』


う~む、なるほど‥‥。「車窓の風景のような人間」ですか‥。

なんだか味わいのある「ことば」ですね。

「当たり前にそこにあるけれども、見飽きることがない」ということでしょうか?

「ワン・オブ・ゼム」でも「きちんとしたワン」になるのは、なかなかに難しいものだと思います‥‥。