今日はよく晴れ渡ったものの、肌に触れる空気は、まだまだ冷たいものがありました‥。
そうは言いながら、煌めく光は、もう完全に「春の世界」です‥‥。
「三島由紀夫邸を寸分違わず模倣した奇妙な館に、運命を手繰り寄せられた男女。‥‥」
裏表紙に書かれたこの「三島由紀夫」という言葉に惹かれて、古本店で安く手に入れた本です。
本書では、三島由紀夫の「豊饒の海」の描写が、何箇所か引用されていましたが、
その内容というと、「解説」にも書かれているように、
「女性の官能の世界を激しくきらびやかに描いた作品」で、
私にとっては、これまで読んだことのないタイプの作家とその作品だと思っていました。
ところが、同じ作家の『ふしぎな話~小池真理子怪綺譚傑作選』が、
読みかけで放置されていることを思い出しました。
著者は、「短編の名手」としても知られているそうなので、こちらも読み終えたいと思っています‥‥。
追記
最初に著者の本を買った時に、私は林真理子さんが書いた本だと勘違いしていました。