しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

雨の日は家でまったり

今日は朝からずっと雨が降り続きました‥。

気温も昨日からぐっと下がって、肌寒い一日となりました。


ペーパードライバーの私は、自転車では買い物には行けず、

かといって、雨合羽を着てバイクを運転するのもおっくうなので、終日、家でまったりしていました。

読みかけて中断していた本も、この雨のおかけで再び読み始めました。

そういえば、しばらく読書感想文を書いていないような気がします‥‥。


さて、今日の日経新聞文化欄に、仏教学者の佐々木閑さんが、

世界遺産をめぐらない旅」という随筆を寄稿されていましたが、

そこには次のようなことが書かれていました。


『仏教には、「犀(さい)の角の如く、ただ一人歩め」という言葉がある。

 多くの動物が群れをつくって暮らすのに対して、犀(特に雄の犀)は一頭だけで暮らすことが多い。

 林の中を、角を立てながら真(ま)っ直(す)ぐに歩いて行く犀の姿は、

 外界の余計な情報に左右されることなく、

 ひたすら自己鍛錬に打ち込む修行者の姿を彷彿(ほうふつ)とさせる。

 古代インドの修行者たちは、犀の暮らしを手本として、ぶれのない真っ直ぐな生き方を目指したのである。

 
 ‥‥とはいえ、「世界遺産をめぐらない」と言った時点で、

 世界遺産を意識してしまっているからまだまだ本物ではない。

 理想は、世界遺産という言葉さえ思い浮かべずに、

 自分の意思で決めた場所だけを自由にまわる旅であるが、そのような境地はなかなか難しい。

 ともかく、現代社会の中で犀のように歩もうとすれば、情報の洪水に立ち向かい、

 腰を据えて物事を見るというトレーニングが必要だが、

 そのためには、「~をしない旅」「~を持たない暮らし」といった

 「ないない生活」がその第一歩になるだろうと思っている。』


う~む‥‥。(沈黙)

私の場合は、犀のように歩むことは難しいと思いますが、

ミニマリストだった父を見習って、極力「ないない生活」を目指して努力したいと思っています‥‥。

(本にはどうしても手が伸びそうです)