5月4日の朝日新聞一面コラム「天声人語」は、積読本に関する内容で、
次のようなことが書かれていました。
『‥‥積ん読という言葉は意外と古い。都立中央図書館が調べたところ、起源ははっきりしないものの、
江戸時代には「つくどく」や「積而置(ツンドク)」の表現が書籍に記されていたとか。
図書館による積ん読ランキングで、第1位はプルースト「失われた時を求めて」。
難解さで知られる古典ばかりでなく、辻村深月「かがみの孤独」や
ユヴァル・ハラリ「サピエンス全史」といった最近のベストセラーも上位に並ぶ。
我が親子がそろって苦闘したのは知の巨人、加藤周一の著書だった。
なに、気にしまい。積ん読も読書のひとつだ。
読了しても、ほとんどの内容をすぐに忘れてしまうのも人間である。AIにはできまい、この緩さ。
そう開き直って何回目かの最初のページを開く。』
はぃ、「読書メーター」で登録している「積読本」は、今日現在で85冊。
実際には、この倍以上の積読本があるような気がします。
しかもその数は、増えることがあっても減ることがありません。
そんな状態のなか、「積ん読も読書のひとつだ」と、コラムニスト氏からの力強い一言に安心したりします。