しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「78回目の終戦の日」の雑感

こちらは台風7号の影響は少ないものの、雨模様のお天気でした。

そして、一日を通して、気温が30度を上回ることはありませんでした。

こんな日は何日ぶりなのかな‥?

午前中には、父方の叔母が焼香に来てくれました。有難いことです。


さて今日は、78回目の終戦の日です。

テレビ画面に映る「全国戦没者之霊」の標柱に向かい、1分間の黙祷を捧げました。

眼を閉じている時、先の大戦の日本人戦没者310万人のうち、

200万人近くは最後の1年の死者だったことが、

ずっと以前、朝日新聞一面コラム「天声人語」に書かれていたことを思い出しました。

そのコラムご指摘のとおり、8月15日は「遅すぎた終戦の日」でもあります。


また、今日の日経新聞「社説」には、次のようなご指摘もありました。

・歴史を見る眼が確かであれば、創られた物語に感染するのを防ぐワクチンになり、

 危うい論調への社会の免疫を高めることにつながる。

・結論を急ぐ傾向がある今は歴史の解釈を吟味する時間を惜しみ、

 都合よく解釈する歴史修正主義に陥りやすい。

・個々人が歴史の解釈を十分に顧みない今、虚構への社会の免疫は弱くなる。

 そこに国家による歴史物語の創造が始まると、統制の強さも相まってゆがんだ歴史観が形成されやすい。

・戦争の記憶が遠のくなか、国民も一人一人が戦争の歴史に理解を深め、

 歴史を現実的に見る眼を養うことによって戦争を阻む力を培ってゆきたい。


はぃ、ご指摘をしかと受け止めたいと思います‥‥。