しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「養生訓」の教え

今日から三月です‥‥が、冷たい風が吹いて寒かったです。

明日はさらに気温が下がるとか。まるで季節が逆回転しているようです‥。


さて、昨日の日経新聞「人生100年の羅針盤~晩節考」は、

江戸時代の中期、福岡藩儒学者として働いていた貝原益軒のことが書かれていました。

記事では、数え年85歳で亡くなる前の年に出版された、庶民向けの健康本「養生訓」のうち、

次の一節の一部が引用されていました。


『つつしみて、いかりと欲をこらえ、晩節をたもち、物ごとに堪忍ふかく、子の不孝をせめず、

 つねに楽しみて残年をおくるべし。是老後の境界に相応じてよし。(巻第八)』


はぃ、まるで私に向けて語られているようです‥。

特に、「つねに楽しみて残年をおくるべし」は心に染みわたります。

それはそうと、手元にある『養生訓・和俗童子訓』(岩波文庫)は、

真っ新のまま、ほぼ積読状態になっています。


「人の命は我にあり」「養生よくすれば長し」「養生の術は先ず心気を養ふべし」‥。

やはり折に触れて、この本に手を伸ばさないと‥‥。