昨日の続きです‥。
6月11日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、堀田力さんの
「僕がもたもたしていると、パッとやってくれるでしょう。あれは、やめてもらえないかな。」
という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『脳梗塞で倒れ、視力や記憶の一部を失った元検事の福祉事業家は、
機能回復に取り組む中、至れり尽くせりの世話をしてくれる妻に一つだけ、注文する。
相手が起きようとした時、すかさず手を添えるのが看護、
起ききれず後ろに倒れる寸前に手で支えるのが介護だと聞いたことがある。
「婦人公論」4月号での妻・明子さんとの対談から。』
なるほど、「看護」と「介護」の違いが分かりました‥。
堀田さんの「矜持」を感じさせる「ことば」でした。
その「堀田力」という名前には、久しぶりに遭遇したように思います。
この私が、まがりなりにも「上司」という立場になった頃、
堀田さんの『おごるな上司!』という本を読んだことを思い出しました。
ただ、読んだ記憶はあるけれど、本の内容はすっかり忘れてしまいました。
書棚を探しても見つからないけど、どこにいったのだろう‥‥?