今日、帰宅して、机の引き出しを整理していると、懐かしい「メモ」が出て来ました。
平成16年に、私の娘が大学受験に失敗し、東京で浪人生活を始めた時に、
愛媛から娘に送った「浪人生活の心構え(父より最愛の娘へ)」という文章です。
今から読み返すと、とても偉そうなことを書いていると感じますが、
当時は、自分自身の浪人生活の経験を踏まえて、
娘にアドバイスするつもりで一生懸命書いたことを覚えています。
そのメモの内容は、次のようなものでした。
・浪人決定のその日から、来年への戦いは、既に始まっている。
・一年間は長いようで短い。一日一日を大切に。
・常に感謝の気持ちを忘れずに。人間関係を耕すのに謙虚に勝る「肥やし」はない。
・身体を壊しては何事にも挑戦できない。健康こそが人生の宝物。
・志を高く持って、それに向かって努力する姿勢が大切。努力は必ず報われる。
・自分を高めてくれる友達を見つけること。
一人で勉強していると、時として、独断偏見に陥りやすい。
・早稲田・慶應には、東大・京大の志願者が必ず受験する。
こうした人達との戦いに勝つ覚悟が必要。全国のレベルは高い。
・時には、休養も必要。東京には、美術館や公園など、息抜きの場所はたくさんある。
・模試の結果は必ず復習すること。人間は間違ったことを二度間違えるほどバカではない。
・英単語の実力は電子辞書では向上しない。必ず辞書を引くクセをつけること。
・世界史の特典アップの秘訣は、とにかく興味を持って、好きになることが一番の近道。
・国語の現代文は、安定した得点が期待できない。
安定した得点を得る秘訣は、古文・漢文のマスターに尽きる。
・毎日、新聞に必ず目を通すこと。これをしないと時事問題や小論文の問題は解けない。
・人は誰でも自分の人生に於いての主人公である。
想い出を増し、常にそれに対して感謝をしていく。
自分の人生はドラマであると信じることが、時として自分の不幸を救うこともある。
う〜ん。やはり恥ずかしい限りです。
特に最後の文章は、完全に「さだまさし」のパクリではありませんか。
このメモは、娘にとっては「いらぬおせっかい」で、役に立たなかったのかもしれませんが、
最愛の娘を思う父親の気持ちだけは分かってほしかったと改めて感じています。
全国の大学浪人生の皆さん、
とにかく一年間頑張ってください。人生に無駄な時間などありませんから……。
ご健闘をお祈りしています。