しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

祈りを捧げる日

松山市駅から職場までの通勤途上、ふと目線を上に向けると、
城山公園の堀端に林立するビルの屋上には、半旗の日の丸が掲げられていました。
伊予銀行本店、松山市庁舎、そして愛媛県庁舎……。

東日本大震災から丸2年の今日、
地震発生時の午後2時46分に合わせて、職場で黙とうを捧げました。

今日の日経新聞「春秋」には、
インドの指導者ガンジーの言葉が紹介されています。
『心を込めずに言葉を探すより、言葉を探さずに祈りに心を込める方がよい。』

分かりました。
ご指摘のとおり、
今日は、多くの「言葉」をこの日記には書かずに、
静かに目を閉じて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
心を込めて祈ることしか、今の私にはできませんから…。

ただ、孫娘には、いつの日か、
あの日、テレビの映像で見た、胸が張り裂けそうな悲惨な光景と、
震災後、深い悲しみを抱えながら、それでもなお前を向いて歩いた人が、
この美しい日本という国には大勢いたという事実を、
「言葉」を探しながら、語り継いでいきたいと思っています。